- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
**元ネタ [#o9f74d46]
プログラミング初心者スレ・Part1
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 20:50:08.21 ID:cmLDyUZr0
基本形
#include<stdio.h>
void main()
{
return 0;
}
せっかくだから何が悪いのかもちゃんと書きなさいよ><
**C言語 [#zb974208]
という訳で、元ネタで示された基本形の悪いと考えられるところを突っ込む。~
ちなみに、元ネタは以下のもの。
#include<stdio.h>
void main()
{
return 0;
}
一見どこにでもあるようなスタイルに見えるが、いくつかの真似するべきでない過ちを含んでいる。すなわち~
-main関数がvoid型になっている
-returnが値を返している
というものだ。~
最初の、main関数がvoid型になっているのは、非常によくみるコードだ。~
けれども、ANSIではmain関数はint型で定義するよう定められている。~
標準に従うべきか?という議論はあるだろうけれども、俺様オンリーソースでない限り、標準に従っておくのが無難だ。~
スレでは標準にこだわる標準厨が沸くことがあるが、厳密に標準に準拠する必要はないと筆者は考えているので、「可能な限り」標準に従えるよう、努力すれば十分だろう。~
それを差し引いても、voidなmain関数はよくない書き方だといえる。~
ちなみに、大学の講義で使われる教科書や、古いタイプの教授はmainをvoidで書きたがる傾向にあるので、注意が必要だ。~
次のreturnが値を返しているという点だが、これは「mainがvoid型なのに、値を返すのはおかしい」という意味である。~
もしmainがint型なら、値を返すのもおかしくはない。~
voidのreturnで返された値は、処理系によっては無視されるだろうが、厳密には正しくないので、returnだけにしておくか、そのまま}に落としてしまって、voidであることを読み手に理解させたほうが良いだろう。~
これらを踏まえて書くと、先の基本形は
#include<stdio.h>
int main()
{
return 0;
}
となる。~
今回はmainをint型に直したので、returnが値を返していてもおかしくなくなった。~
きちんとした土台の上に家を建てることが、丈夫な家への近道なのである。