5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 19:07:07.44 ID:9NKa2DM90 魔王「側近よ、わしは本当は勇者に負けるのが定めなのではあるまいか?」 側近「いかがなされました、魔王様」 魔王「わしには見えるのだ。再び何者かが、光から現れよう」 側近「その言い回しはおやめ下さい、版権に関わります」 魔王「ふむ…。まあ、わしの言いたいのはこうだ: 『呪文連打も試してみたけど リセット相手じゃ意味がない』 いくら勇者を倒したところで、これではわし勝機などないではないか!」 側近「左様でございますな」 魔王「…というわけでわしは、これから禁断の術を修得する修行を行う!」 側近「禁断の術……とは!?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 19:16:47.03 ID:9NKa2DM90 魔王「奥義☆ROM改造♪」 側近「な…何と! 確かにその術を用いれば勇者の命など木の葉よりも軽い! しかし、その修得にはセンスと長い修行期間が必要でございます しかも、一度使えば版権どころの騒ぎではありませんぞ?」 魔王「なに、勇者がここに来るまでには、まだ時間があろう 不正改造の方は、問題あるまい。魔王たる者、その程度で怯んでなるものか! ……それにいざとなったら元に戻して証拠隠滅♪」 側近(いえ……問題は『クリア不可能な糞ゲー』との評判がつくことなのですが……) 魔王「側近よ、確か情報処理技術者の資格を持っていたな?」 側近「左様で」 魔王「そなたに、わしにプログラミングを教える命を与える!」 側近「御意!」 側近(はぁ……いいのかなー?)
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 19:29:23.92 ID:9NKa2DM90 ~側近のプログラミング講座~ 魔王「よし、わしはいつでも学ぶ準備ができたぞ!」 側近「魔王様、そのお手にお持ちのものは?」 魔王「見てわからぬか? 勉強用に、鉛筆とジャ○ニカ学習帳を用意したのだが」 側近「えー……PCの準備は」 魔王「PC? いつもゲームをしているあれのことか?」 側近「(いつも熱心に調べ物でもしていらっしゃるのかと思ったら、ゲームかよ……) ええ、まあそのPCです。ノートだけでもできなくはないですが、 やはり実際にプログラムが動いている様子をご覧になられたほうがよろしいでしょう?」 魔王「ふむ……流石は側近、情報処理技術者を持っているだけあるな(PC起動)」 側近(資格とか関係ないだろうjk)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 19:41:04.32 ID:9NKa2DM90 魔王「うむ、PCが立ち上がったぞ。いつでもプログラムを書けるよう、Wordも起動した」 側近「マクロでもお使いになるのですか?」 魔王「? マクロはネトゲで使うものだろう? どうやってWordで使うのだ」 側近「Wordにはマクロと呼ばれるプログラミング機能があるので、てっきりそれの準備かと あとネトゲでツールを使うのはおやめ下さい、BANされます」 魔王「なに、運営が癌○だからその心配はない! で、わしはそのマクロを勉強すればよいのか?」 側近「(なんか言い切ったー!?) いえ、WordのマクロはあくまでもWordの補助のための機能 確かに相当の機能はありますが、セキュリティ上の制約も多くあります」 魔王「なるほど。しかしWordを使わずにどのようにプログラムを書くのだ? プログラミングでは、専用の書式で命令を書くのであろう?」 側近「いやメモ帳とかもあるし 世の中にはプログラミング用のエディタがあるので、それを使われるのがよろしいかと わかりやすいよう、自動的に色がついたり、文法の間違いを検出したりできるのです」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 19:42:09.47 ID:mDAHn1kQ0 このSSはwikiに載る
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 20:01:55.88 ID:9NKa2DM90 魔王「なるほど、便利なものもあるものだ。で、お勧めは?」 側近「Eclipse、Emacs、vim等ありますが、その前にまずは言語をご選択下さい」 魔王「言語? わしは日本語しか知らんぞ?」 側近「いえ、プログラミング言語の話です プログラミング言語にも何種類もありまして、それぞれ異なる特徴があるのです」 魔王「そう言われても特徴など知らんぞ」 側近「では、プログラミングをする目的をお考え下さい。目的によって学ぶべき言語が変わります」 魔王「では…先程も言ったがROMを改造したい あと、ゲーム製作もやってみたいぞ。わしの中では壮大なRPG構想ができ上がっておる! 完成したあかつきには、側近、お前に初のプレイヤーの名誉を与えよう」 側近「ははっ、ありがたき幸せ!(どうせ無理だろうけど) では、ROM改造にはアセンブラを、RPGにはRPGツクールをお勧めいたします」 魔王「ツクール…だと…? 残念だが、わしの壮大なストーリーを体現するには役不足だな ついでに同時に2つの言語を学ぶというのはさすがに面倒ではないか 1つ覚えればROM改造とRPG製作両方に使える言語はないものか?」 側近「(うわこいつ面倒くせえ) では、オーソドックスにC++言語から始めましょう。覚えれば、様々な言語に応用が効きます」 魔王「なるほど、ではそれにしよう」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 20:07:39.04 ID:GxbJrRyM0 >>18 役不足は誤用
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 20:09:28.58 ID:PxDF1iiG0 というかつまんあい
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 20:13:04.00 ID:EwpvOGrf0 まだ導入だからな。
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 20:40:22.22 ID:9NKa2DM90 魔王「ところで、エディタの話であったな。C++にはどれを使えばいいのだ?」 側近「お勧めしたいものはあるのですが、魔王様は初心者でいらっしゃいますから、 なるべく敷居の低いものにいたしましょう」 魔王「このVisual C++ Express Editionとやらを使うのか?」 側近「はい。腐ってもMSですから、初心者ならこれで十分です 魔王様の腕がお上がりになりましたら、お好みのものにお乗換え下s―― ――って魔王様! 何やってるんですか!!」 魔王「やはり機能の貧弱な無料版では魔王としての威厳が保てん 多機能なProfessional Editionを買ってこそ魔界を統べる者の品格と言えよう?」 側近「どうせ無料版以上の機能使いこなせないんだから10万も払うなよ! 今サブプライム問題の影響で支配領域の経済が萎縮して緊縮財政なんだよ!!」 魔王「と…ところで>>21がコンマ00だから早くプログラミングを始めようではないか」 側近「あっ、話をそらすな!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 21:00:00.81 ID:9NKa2DM90 ~側近のVC++講座(1)~
魔王「結局、Amazonからの配達が届くまで時間がかかるからEEで手を打ったが…… [ファイル]メニューに[新しいプロジェクト]と[新規作成]があるわけだがどうすればいいのだ」 側近「[新しいプロジェクト]の方でございますな VC++では、複数のファイルをプロジェクトという単位でまとめて管理いたします」 魔王「ほう……(ポチっとな)むむ? 何やら出てきたが、どれを選べばいいのだ?」 http://www8.uploader.jp/dl/vipprog/vipprog_uljp00673.png.html 側近「まずは、プログラミングの基本中の基本、『Hello, World!』を作っていただきます 『Win32 コンソール アプリケーション』をお選び下さい。プロジェクト名はどうぞご自由に」 魔王「ではコンソール……hellowork……っと 何やら、何とかウィザードなるものが出てきたぞ! イオナズンでもしてくるのか!?」 http://www8.uploader.jp/dl/vipprog/vipprog_uljp00674.png.html 側近「いえ、魔法使いのウィザードではなく、便利な設定ツールという意味でございます 今回は、そのまま[完了]を押して下さいませ」 魔王「ふむ。このような画面になったぞ。これはどういう意味なのだ?」 http://www8.uploader.jp/dl/vipprog/vipprog_uljp00675.png.html 側近「これから、プログラミングらしい作業になりますよ、魔王様」