これはプログラミング初心者、またはC#初心者を対象にしています。簡単なGUIアプリを製作することによってC#の雰囲気を知ってもらうのが目的です。
まず新しいプロジェクトからWindowアプリケーションを選択しましょう。フォームが表示されたと思います。そのフォーム上で右クリック→コードの表示を選択。
using System; using System.Collections.Generic; using System.ComponentModel; using System.Data; using System.Drawing; using System.Text; using System.Windows.Forms; namespace WindowsApplication1 { public partial class Form1 : Form { public Form1() { InitializeComponent(); } } }
このコードは先ほど表示されていたフォームのコードに相当します。C#はおまじないが非常に多い言語だと思います。(なので説明が大変^^)
いきなりusingを飛ばしてしまいましたがまずはその下のnamespaceから説明します。他の言語をやっていた方はすぐにわると思いますが名前空間と言います。C#はいづれかの名前空間に所属している必要があります。
名前空間とは何かですが、簡単に言うと整理の方法のひとつです。これからプログラミングを進めるとコードが散らかってしまうことがあります。そうすると知らないうちに名前がかぶったりしてしまいます。同じ名前の双子がいれば紛らわしいように、コンピュータにとっても紛らわしいです。東京都町田市の太郎君と千葉県浦安市の太郎君というようにどこに所属しているかを書いておけばお互いを区別することが出来ます。最初はIDEが自動生成してくれますので気にする必要はあまりないでしょう。
namespace 名前 {}
{}で範囲を囲みます。
C#はそれ自体では文字を画面に表示したりすることもかなり大変です。ですからMicrosoftの技術者が簡単にできるようにいろいろと用意してくれています。それが.NET Frameworkです。これはものすごい膨大な量ですが先ほどの名前空間によって整理されています。
フォームに関することはSystem.Windows.Forms名前空間という場所にあります。なのでここにある部品を使いたいときは毎回System.Windows.Formsなんたらと書かないといけませんがこれはめんどくさいですよね。これを省略してくれるのがusingです。javaのimportにあたりますね。
using System.Windows.Forms;と書いておくとその部分を省略できます。だいぶ楽になります。最低限必要なのはあらかじめIDEが書いてくれるのでそのままでおk
いきなり説明するのは厳しいんですが、プログラムを書いていく基本単位になります。全てのコードはこの中に書かなければなりません。C++のようにグローバル変数などを置くことは出来ません。
:は継承です。C++と似ていますが多重継承は出来ません。,で区切って複数のインターフェースを書くことも出来ます。javaのimplementsのようなキーワードはありません。