オブジェクト同士の協調の例をまとめたものです。設計原則とサンプルコード(実装例)の中間に居るような感じです。 あくまでも「パターン」に過ぎないものです。これに当てはめれば問題が解決できるとか、そういうものではありません。そこを履き違えないように上手に使いましょう。 GoFとは、四人の野郎共(Gang of Four)と言う偉い人達が纏めたOOPの良い設計です。 実装レベルに近いので覚え易いのですが、その反面適切な使い方が分からず濫用してしまいがちなので注意しましょう。
熟れれば自然と、てのが多いかと。
以下分類されたパターン名と、テキトーな譯及び語源解釋を示す。まに受けぬやうに。でも多少わかりやすくなれば嬉しい。生成は最初期、構造は實裝策定、振舞ひは運用、と大まかに適用すべき場がありまする。
語を成る可く語源を含めて示すのは、英語を解する者の感覺を、國語を解する我らに染込ませる目的であります。尤もよいのは英語で解することでありますが、容易ではありませぬ。そこである程度和譯を示す訣でありますが、誰かが公式に譯したとか、これが普遍的だといふのは近年少ないのであります。其の儘の語彙で憶えることもありませうが、尤も理解し易き語源を調べる者は少ないと云はざる得ませぬ。
醫學用語が複雜に過ぎるとは言ひますが、これは漢文教養を削ぎ落とした現代人が愚かにも分らなくなつただけなのであつて、明治の偉人らの足下にも及ばぬ確たる證據なのであります。何かの學問をするにはそれが外國語であれば、その語源を繙くのは基本中の基本であります。キレート錯體と聞いて、キレートがギリシア語で蟹の爪と分れば、酒石酸カリウムナトリウムの構造をみた瞬間に、挾むのかと直觀できる。この化學の例に漏れず、古今東西不變の「勉強法」であります(勿論、化學物質に於ても語源をみた方が憶え易いと思はれる)。
從つて、ここではやや難解かもしれませぬがある程度語源を調べた「語源抄譯」の如きを一覽に附すのであります。GoF が何故この語を選んだのか、その語感に觸れることで多少なりとも OOP の技術向上に役立てばと思ふ許りであります。習ふより慣れよ。まづは書くこと重要で、使ふことが重要なのではありませぬ。必要に應じて使用する技術を、工學的に分類せしめれば、以下のやうになつただけのことであります。